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忙しい日々の中で、
「心をリセットしたい」「少し落ち着きたい」
そんな瞬間はありませんか?
『満ちている』(ただあやの/小さい書房)は、
ページをめくるごとに心が静かに整う——
“大人のための癒しの絵本”です。
岩絵の具の深い色あいが、
まるで深呼吸をするように心を落ち着かせ、
読み終わる頃には、
張りつめていた気持ちが
ふっと緩んでいます。
✔ 心を整えたいときに読む絵本を探している
✔ プレゼントにできる癒しの本を探している
✔ 静かな絵本が好き
そんな方にぴったりです。
基本情報|
書名:『満ちている』
作者:ただあやの
出版社:小さい書房
発売日:2024年11月22日
対象年齢:3歳~
どんなお話?| 絵本『満ちている』の内容紹介
主人公は、一人前のティーカップになった“カップさん”。
おばあさんとのお茶の時間が喜びです。
ところが、ある日
カップさんは草むらへと連れて行かれてしまいます。
慣れない場所で、カップさんは「自分でなくなったような」喪失感を抱きます。
しかし、花や動物たちとの時間が、
少しずつカップさんの心に変化をもたらしていき——
静かに、“満ちている”時間を
感じさせてくれる物語です。
感想・考察| 心のリズムが整う絵本
この絵本の魅力は、
「色」と「間(ま)」が、
物語に深い呼吸を
与えているように思います。
深いグリーンやブルーが多用され、
ページ全体が大きな静けさで
包まれているように感じます。
特に、カップさんの悲しさが続くシーンは、
カップさんの気持ちの言葉とまた、ことばも多くなく、
絵をじっくり味わいながら
ページをめくることができます。
その結果生み出される
落ち着いた世界観が、
カップさんの心の揺れを
より丁寧に味わうことができます。
新しい環境に放り込まれたとき、
すぐに前向きにはなれない——
その“時間”もまた大切。
カップさんが草むらで少しずつ変わっていく姿は、
私たちが新しい環境に慣れていく過程そのもののよう。
「焦らなくていいよ」
という静かなメッセージが伝わってきます。
読み終えると、
深く息を吸い込みたくなるような余韻が残り、
自分の中にも“満ちている”ものがあることに気づかされます。
印象的なシーン| そばで寄り添う花たち
最も心を動かされたのは、
草むらで過ごすカップさんのそばに、
静かにつぼみの花たちが寄り添っていたシーン。
そして、カップさんに気づきを与えてくれたのも花たちでした。
カップさんが悲しみにくれているときも、
何も言わず、ただ「そこにいる」。
気づかないけれど、いつもそばにいてくれる存在。
その存在が私たちに勇気をくれる。
この絵本は、そんな大切なことを思い出させてくれます。
こんな人におすすめ| 大人にこそ響く1冊
💛 環境が大きく変わったタイミングにいる方
💛 夜寝る前に、心を落ち着かせたい方
💛 新しい環境へ飛び込む人へのギフトとして
読後に残る余韻がやさしく
自分を静かに整えてくれます。
まとめ| 心をそっと支えてくれる“静けさの絵本”
ふと、心を整えたいとき。
『満ちている』は、静かに背中を押してくれる絵本です。
忙しい日常の中で立ち止まり、
「今の自分を受け入れる一呼吸」を与えてくれます。
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