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家族との別れ
大切な人との別れ
その悲しみは
すぐには消えません。
でも その人との思い出は
いつまでも心の中で
生き続けます。
『わすれられないおくりもの』は
大切な人を見送る悲しみを描きながら
悲しみのその先にある
「大切な人が残してくれた贈り物」
をやさしく教えてくれる絵本です。
読み終えたあとには
大切な人を思い出し
少し心が温かくなる一冊でした。
基本情報|
書名:わすれられないおくりもの
作・絵:スーザン・バーレイ
訳:小川仁央
出版社: 評論社
ページ数:26ページ
ISBN:9784566002647
発行日:1986年10月10日
対象年齢:4歳頃~
※大切な人を亡くした方、命について親子で考えたい方、大人にもおすすめ
読み聞かせ時間:8~10分程度
ジャンル:命/別れ/家族/友情/生と死/大人向け絵本
どんなお話?|
絵本『わすれられないおくりもの』の内容紹介
かしこく 大変年をとっているアナグマ。
困っている友達を助け
いつもみんなに頼りにされていました。
ある日の夜
アナグマは 手紙を書き
亡くなります。
つぎの日
森のみんなは キツネの知らせで
アナグマの死を知ります。
みんなは悲しみのなかです。
感想・考察|
アナグマの死と冬の雪
アナグマの死後
森のみんなが悲しみます。
そして 悲しみに包まれた森の夜に
雪が降り 地上を覆います。
春になると みんなが外に出て
アナグマの話をします。
森のみんなの悲しみを
降る雪 とける雪と
季節の情景と合わせて
変化を伝えています。
残されたみんなの
亡くなったアナグマへの心の変化を
じっくり感じ 味わえます。
悲しみは
なくなるのではなく
少しずつ
大切な思い出へ変わっていく。
そんな時間の流れを
静かに感じられる絵本でした。
印象的なシーン|
表紙から始まる物語
読み終えたあと
もう一度表紙を見ると
アナグマのもとへ向かう
たくさんの仲間たちの姿が
心に残ります。
最初は何気なく見ていた絵も
物語を知ったあとでは
まったく違って見える。
それだけで
アナグマがどれほど
みんなに愛されていたのかが
伝わってきました。
さらに裏表紙にも
思わず目を留めたくなる
小さな物語が隠れています。
本編を読み終えてから見ると
また違った楽しみがあります。
こんな人におすすめ|
💛 大切な人を亡くした方
💛 命や別れについて考えたい方
💛 親子で「死」について話すきっかけがほしい方
💛 心が少し疲れている方
💛 大人になって読み返したい名作絵本を探している方
あわせて読みたい絵本|
『アナグマさんはごきげんななめ』(アナグマさんシリーズ)
→アナグマさん・友情・仲間とのつながり
『さよならのまえに』
→ 命・別れ・家族
まとめ|
悲しみのあとに あたたかな贈り物が残る一冊
『わすれられないおくりもの』は
大切な人との別れを描きながら
悲しみは 決して一人で
抱えるものではないことを
やさしく教えてくれる絵本です。
亡くなった人は
いなくなってしまう。
でも その人からもらった
優しさや思い出は
これからも心の中で
生き続けます。
子どもには
命や別れについて考えるきっかけを。
大人には
大切な人との時間を
あらためて思い返す時間を。
何十年も読み継がれている理由を
きっと実感できる一冊です。
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