人生のなかでの
初めての ステキな出会い。
感動する経験——
最初は あんなに特別だったのに
いつのまにか
当たり前になってしまう。
モノでも
人との関係でも。
『せかいいちのいちご』は
そんな気持ちの変化を
やさしく見つめなおさせてくれる
絵本です。
基本情報|
書名:せかいいちのいちご
作:林木林
絵:庄野ナホコ
出版社:小さい書房
ページ数:32ページ
ISBN:9784907474065
発行日:2018年7月13日
対象年齢:5歳頃以上
※大切なものが当たり前になっているかも、と立ち止まりたい大人にもおすすめ
読み聞かせ時間:5~8分程度
ジャンル:心の成長/感謝/人生/哲学絵本/大人向け絵本
どんなお話?|
絵本『せかいいちのいちご』の内容紹介
あるひ シロクマさんのところに
手紙が届きます。
いちご おとどけ いたします。
シロクマさんは 大喜び。
期待に胸を膨らませます。
その年に 1つのいちごが届けられました。
その次の年には 2つのいちごが届けられます。
その後の年も 数多くのいちごが届けられ…
年々 シロクマさんの気持ちは?
感想・考察|
初めての気持ちは特別 だからこそ
シロクマさんは 初めて
いちごが 食べられる。
いちごが 届けられる前に
いちごについて いろいろ想像して
気持ちが踊ります。
楽しみの日までって
頭のなかで自由に想像して
ワクワクしますよね。
また シロクマさんは その後
毎年 いちごが 沢山送られてきます。
シロクマさんの気持ちは
最初の頃とは 違っていました。
最初の感動って特別。
初めて食べたもの
初めての場所
初めて好きになったもの。
でも 慣れてしまうと
いつのまにか
「あるのが当たり前」に
なってしまう。
読みながら 私自身も
「大事なものを雑に扱っていないかな」
と少し立ち止まりました。
当たり前になることは
悪いことではない。
でも ときどき
最初の気持ちを思い出せたら
心は 少し豊かになるのかもしれません。
印象的なシーン|
いちごが増えるにつれて…
最初に届けられたいちごは1つ。
1つのいちごをちょうど納めた箱に
詰められいました。
その次の年は 2つのいちご。
2つのいちごをちょうど納めた箱に
詰められています。
その後 何年も経つにつれ
届けられたいちごの数が
どんどん増えてくると
いちごは 段ボールに詰められて
届けられています。
沢山のいちごがある状態。
シロクマさんの食べ方も
湯ぶねだったり ベッドだったり。
いちごのヘタも ばらまいた状態で
最初の扱いとは 異なります。
シロクマさんの
「いちごへの気持ちの変化」を
あらわしているように感じました。
そして 大切だったものが
“当たり前”になっていく切なさも
少し感じます。
こんな人におすすめ|
💛 大切なことをずっと大切にしたい方
💛 感謝の気持ちを思い出したい方
💛 心を少し立ち止めたい方
💛 大人が深く味わえる絵本を探している方
💛 優しく人生を見つめなおしたい方
まとめ|
「当たり前」の大切さに気づく一冊
最初は あんなに特別だったもの。
いつのまにか
当たり前になってしまうことがあります。
『せかいいちのいちご』は
忘れかけていた
大切な人や 日常への感謝を
そっと思い出させてくれる絵本です。
心を少し整えたいときに。
大人にこそ読んでほしい一冊です。
