最近
さみしさや虚しさを感じ
誰かといてもどこか満たされない——
そんな“心の孤独”を
感じているとき
心のあたたかさが
少し遠く感じることは
ありませんか?
『ビロードのうさぎ』は
“ほんものとは何か”
を静かに問いかけ
忘れていた大切な感覚を
やさしく思い出させてくれる
一冊です。
読み終えたあと
胸の奥にそっと灯りがともるような
温かさを感じます。
基本情報|
書名:ビロードのうさぎ
原作:マージェリィ・W・ビアンコ
絵・抄訳:酒井駒子
出版社:ブロンズ新社
発行日:2007年4月25日
対象年齢:5歳頃〜
※物語の本質はやや深く、大人の読書にもおすすめ
どんなお話?|
絵本『ビロードのうさぎ』の内容紹介
クリスマスプレゼントとして
男の子のところにやってきた
ビロードのうさぎ。
子ども部屋で出会った
ボロボロだけれど賢そうな
ウマのおもちゃから
“ほんもの”とは何かを
教えてもらいます。
やがて 男の子は
うさぎを いつもそばに
置くようになり
一緒に過ごす日々が
かけがえのない時間として
続きます。
うさぎは 次第に汚れ
古びていきますが
そんなことは 気にしません。
それよりも
男の子と過ごす時間こそが
何より大切だったのです。
うさぎにとっての”ほんもの”とは?
感想・考察|
“ほんもの”は 見た目ではなく関係の中にある
この絵本は
うさぎの視点を通して
「共に過ごす」ことを描いています。
それは 温かさを感じる絵と共に
うさぎは 男の子から
沢山の愛を受け取っていくことを
感じます。
印象的なのは
うさぎは 愛されるほど
外見はどんどんボロボロに
なっていく点です。
使い込まれていること
そばに置かれていた時間
共に過ごした記憶
それらこそが
“ほんもの”の証。
価値は 関係の中で
育まれていく…
ということを
感じました。
まるで 誰かに大切にされた記憶を
そっと思い出させてくれるようです。
印象的なシーン|
うさぎの心の動きを感じる絵
ビロードのうさぎは
ぬいぐるみですが
酒井駒子さんの絵からは
うさぎの姿勢や顔などから
うさぎの心情が
伝わってきます。
例えば
最初にやってきたうさぎ。
金色の靴下に入り
うさぎの顔や耳からも
とても誇らしげに感じます。
また
男の子が うさぎを大事そうに
抱きしめるシーン。
うさぎの顔が ふっと上を向き
全身で喜びを受け取っていることが
伝わってきます。
あなたは どのシーンで
うさぎの心の動きを感じますか?
こんな人におすすめ|
💛 少しさみしさを感じている方
💛 「大切にされること」を思い出したい方
💛 子どもに“本当に大切なこと”を伝えたい方
💛 忙しい日々の中で 心を整えたい大人の方
💛 自分を大切にしたいと感じている方
まとめ|
かわいた心を そっと潤す一冊
もし今
心が少し乾いていると
感じているなら——
『ビロードのうさぎ』は
その奥にあるあたたかさを
静かに思い出させてくれます。
ゆっくりと流れる日々の物語を
味わい 読み終えたあとは
確かな余韻が残ります。
あなたの心が
少しでもやわらかくなる
きっかけになりますように。
静かに心を整えたい夜に
ぜひ手に取ってみてください。
